子育てに成功はあるのか?!
子育てに成功はない?
子育て中のみなさま、毎日毎日おつかれさまです。
子育ては本当に大変な仕事です。
石川五右衛門の辞世の句「浜の真砂は尽くるとも、世に盗人の種はつくまじ」ではないけれど、浜の真砂が尽くるとも、世に子育ての悩みは尽くまじ、ですよね。
でもね、安心してください。
大体の悩みは過ぎてしまえば良い思い出となります。
とは言え、子育て真っ最中で毎日が戦争状態の時に良い思い出になった時のことなんて、遠い未来過ぎて霞がかって見えません。
そもそも、実は子育てに成功するということはあまりないのではないでしょうか。
なぜなら、まず子育てには明確なゴールはありません。
一生涯親は親だし、子は子です。
そして、子どもは親とは違う人格を持っています。
子どもと親は別人格であるって、そんなことは重々承知していると思われるでしょう?ところが意外と頭で分かっていても実感として分かってはいなかったりします。
つまり、親から見た子どもの幸せと子ども本人が思う幸せとは同じものではないのです。
これは、どちらかが間違っているわけでもありません。
ただ、別の個性を持っているために思惑がずれている、と言うことです。また、子どもの人格形成において親の影響というのはあまりない、との研究もあります。(1)
そう考えると、親ができることはそんなにはないのです。支え、見守るくらいです。
だからと言って、成長過程においての発達に関する差異は、悩みどころです。
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同じくらいの月齢の子は出来るのにうちの子が出来なければ、どうしてなのか不安になります。
器質的理由による遅れであれば、早い対処が必要です。
そう言ったことを対処できるように、乳幼児健診があります。
また、未就学児までの医療費は全ての自治体で無料です。
例えば、なかなか歩き始めない子も結構います。
1歳6か月くらいまでには大体の子が歩き始めるので、歩けない子は1歳6か月健診で問題があるかどうかを確認してもらえます。
問題がある場合の歩けない原因は3つあります。
脳か末端神経か筋肉か。
この中で筋肉の発達がちょっと遅れているだけならば、それ程問題はないようです。
問題がないのに歩かない子、それはその子の性格です。
歩着始めるのが遅い子はまだ歩きたいとは思っておらず、早く歩き出す子は早く歩きたかっただけです。
子育てをしていれば、色々な悩みも出て来ます。
そんな時は、それを1つのミッションだと思って、クリアすると考えてみるのはどうでしょう。
子育ての悩みは尽きませんが、喜びもまた尽きないものです。
ミッションコンプリートを目指しましょう。
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参考文献
(1)3歳までの子育ての教科書 茂木健一郎他 アスコム 2012年12月25日第1版