子ども支援センターって何をするところ?!(全国の人気の子ども支援センターもご紹介!)
子ども支援センターって何するところ?
子ども支援センターは、平成24年8月22日に施行された「子ども・子育て支援法」に基づき、各市町村が行っている地域子育て支援拠点事業の一つです。
3歳児未満の8割ほどは、家庭での子育てが行われていますが、核家族なのにパパの子育て参加が少なく、ママのワンオペ育児なんて言われ方もしています。
また、少子化で子どもの数が少なくなっていることに加え、地域とのつながりも薄くなったことで、地域の他の大人や子どもと接する機会が少なくなっています。
やや古いのですが、2011年に行われたベネッセ次世代育成研究所の調査によると、パパの平均帰宅時間は21時であり、平日は子どもとだけで15時間以上過ごすママは22%ほどもいます。
地域とのかかわりでも、半数以上は子どもを預けられる人がいません。
子ども同士を遊ばせながら立ち話をする程度の人すらいないのは、24.5%と約4人に1人です。
これは首都圏と地方の平均の値であり、個別にみると首都圏20.7%、地方市部では28.4%と地方の方がより孤立が高い状態です。
このように孤立していると、子育てへの不安感や負担感は増える一方です。
子どもはもはや家庭や親だけで担うものではなく、社会全体で支え見守るべきものです。
子ども支援センターは、子育て中の親子が気軽に来られて、親子ともども他の人と遊べて、子育ての悩みを相談できる、子育て中のサークルや保育の情報も得られる、地域で子どもをささえる支点です。
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具体的には、以下の取り組みを行っています。
交流の場の提供・交流促進
施設内で子どもが遊べるフリースペースがあり、子育てサークルやボランティアの育成支援なども行っています。
子どもと一緒に参加できるピラティスやベビーヨガ、マッサージといった企画もあります。
有料な場合もありますが、多くは500円程度です。
子育てに関する相談・援助
十分な知識・経験のある専門の相談員が施設内の交流スペースで随時相談に乗ってくれます。
電話や家庭訪問等での相談もあるようです。
地域の子育て関連情報提供
ベビーシッターなどといった地域保育の活動を把握して、情報提供や紹介を行います。
また、そう言った施設や役所との連携も行います。
子育て・子育て支援に関する講習等
離乳食の作り方や、子どもの遊びや発達、健康に関する講座を行います。
また、子育て支援センターだけではなく、各保育園や幼稚園・こども園と言った施設が平日の数時間、室内や園庭を開放する、子育て支援ルームと言った取り組みもあります。
こちらでも保育相談が出来ます。
園児たちと持参したお弁当でお昼をとれるところもあるようです。
全国で人気の子ども支援センター
2015年時点で、全国には、6,818か所あります。
どこのセンターでも使用料は親子ともに無料です。
登録は必要なようですが、登録をしなくても利用はできます。
館内では、色々な催し物が行われますので、情報をチェックして是非お出かけしてみてください。
絵本やおもちゃなどが置いてあるところも多いです。
今回はそんな中で全国の5つの施設を紹介します。
まるひよランド
北海道札幌市中央区にあります。
自由遊び、工作、健康チェック、ストレッチ、季節に合わせた行事も行っている子育て支援センターです。
嘉手納町立図書館
沖縄県中頭郡嘉手納町にあります。
健康促進センター、中央公民館、子育て支援センターを揃えた施設です。
ママトモ魚町
福岡県北九州市小倉北区にある魚町銀天街にある子育て広場です。
病院や美容院、お買い物の際の一時預かりも行われています。
親子で一緒に、ママの教養、子どものみ、パパも参加と色々なパターンの体験型レッスンが多数行われているようです。
両国子育てひろば
お相撲さんの町、東京都墨田区の両国にあります。
住所はなんと、“横綱”です。東京都墨田区横綱1丁目にあるのです。おもしろいですね。
子育て相談は午前9時から午後6時まで、電話、面接、インターネット等で専門スタッフが答えてくれます。
子育て広場では、親子で遊びながら親同士、子ども同士の交流し、情報交換ができます。
子育て支援スペース・仲よし広場
長野県上田市にある秋和保育園で保育園や幼稚園に入園する前の親子を対象に、園内にある子育て支援室を平日10時から11時半の間、開放されています。
園庭開放や、親子リトミック、クッキング、カフェといったプログラムも行われています。
この他にもまだまだたくさんあります。
ご近所の子ども支援センターをさがすには、以下のお出かけ情報サイトが便利です。
- 「いこーよ」子どもとお出かけ情報サイト
- 「Comolib」今日は子どもとドコに行こう?
子ども支援センターに興味がある方必見!!
子ども支援センターの求人案内
子ども支援センターで働く方のために、2015年より子育て支援員という資格が出来ました。
保育士資格とは違い、試験ではなく研修を受けるだけで取得ができ、補助員として働くことができます。
研修は基本研修が8科目・8時間あり、その他に就業先ごとのコースに分かれています。
各コースの科目と研修時間は以下の通りです。
1、放課後児童コース(6科目・9時間)
放課後児童クラブ
2、社会的養護コース(9科目・11時間)
乳児院・児童養護施設等
3、地域保育コース
①地域型保育(6科目・6~6.5時間+2日以上)
小規模保育事業、家庭的保育事業、事業所内保育事業
②一時預かり事業(6科目・6~6.5時間+2日以上)
③ファミリー・サポート・センター事業(4科目・6.5時間)
4、地域子育て支援コース※専任職員
①利用者支援事業・基本型(9科目・24時間)
②利用者支援事業・特定型(5科目・5.5時間)※自治体により実施内容が異なる
③地域子育て支援拠点事業((6科目・6時間上)
3の地域型保育コースの①地域型保育、②一時預かり事業で働こうと思う方は、研修を受けなくてはなりません。
その他のコースに関しては、受講が推奨されていますが、必須なわけではないようです。
受講料は基本的に無料です。ただし、テキスト代、会場までの交通費と昼食代は自分負担です。
研修は各自治体や委託を受けた会社で行われます。自治体によって、年1回~年4回と実施回数にばらつきがあるようです。
求人情報サイト
保育の給仕あるある
保育関連の全国の求人が探せるサイトです。
フルタイムだけではなく、短時間勤務にも対応しています。
地域だけではなく、施設形態からや資格からや希望条件からの検索も可能です。
Inndeed
全国の求人があります。新たな情報が入ったら、メールを無料で受け取れるサービスもあります。パート保育士や図書館スタッフ、調理補助などがあります。
はたらいく
放課後デイサービススタッフ等の求人があります。
りたりこ
障害のない社会を作るというビジョンを掲げ研究所がある、LITALICOにも福祉相談員やソーシャルワーカーを募集しています
子ども支援センターは、市町村からの委託を受けた民間やNPO法人等が事業を行っているところもあります。
そういった地域では社会福祉法人が直接募集を行っています。
◆東京都内や近郊、
社会福祉法人雲柱社
◆神奈川県内
社会福祉法人青い鳥
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参考URL
お出かけ情報検索サイト